UDCOシンポジウム2019 #01
横浜・神戸から/とともに学ぶ -えき・まち・みちの新しい関係-
8月6日開催のUDCOシンポジウム2019、ご来場頂いた皆様ありがとうございました。今回は神戸芸工大 小浦先生、横浜国立大 野原卓先生、さいたま市から望月都市局長をお招きして、大変濃密な議論となりました。
神戸・横浜は景観法以前から特に積極的な都市形成コントロールに取り組んできた拠点都市。
歴史的な経緯からモザイク状に特性の異なるエリアを成した都心部において、条例を使って皆が景観形成に取り組める制度設計を進めてきた神戸。
一方で震災・戦災・GHQ接収と都心の再構築を繰り返す中で、都市デザイン室をはじめとするデザイナーが都心部のイメージを扇動してきた横浜。
大宮を含めそれぞれの都心再編の中で、より大胆でより複雑な空間形成を解き、街の将来像を実現していくためには、
・法制度に位置付けられた「デザイン調整」(横浜的に言えば「創造的協議」)は一つの方法論として有効に働くのではないか。
つまり、1)時間的により長期の将来ビジョンを創造し、2)具体の事業に応じて計画の協議・見直し・追加を行う。3)その為に継続的に事前協議を担える体制と位置付けをつくる
そうした仕組みづくりを横浜・神戸から/とともに学ぶことができたのではないかと思います。
パネルディスカッションでの議論を通して、UDCOでは以下のような提案をさせて頂きました。
今回はビジョン推進に向けた方法論についてより計画技術的な視点から議論を深めた会となりました。UDCOでは継続的に議論してまいります。